
鉄道模型を動かして楽しむにはモーター付車輌のほか、「パワーバック」と「レール」が必要です。主に、パワーバックDC(=直流)12Vを2本のレールに流し、車輌に搭載しているモーターを回して、レール上を走らせます。 このページでは、HOゲージのご紹介と、パワーバック、レールについてご説明します。
レール幅が9mmのNゲージ、6.5mmのZゲージに対し、HOゲージは、16.5mmです。これはNMRA規格により定められています。また、規格により本来の縮尺幅は1/87と決められていますが、日本型HO車輌スケールの縮尺はレール幅を16.5mmに合わせているため、1/80となります。このため、日本型狭軌幅レールのHOゲージはNMRA規格、標準軌と区別して16番とも呼ばれています。
※National Model Railroad Association=国際鉄道模型協会:鉄道模型に関する種々の規格を定めている団体
パワーバックは、各家庭でご使用の交流電流を直流12Vに変換する装置です。スピード調整用つまみと、モーター付車輌(機関車など)の進行方向を変える逆転スイッチが付いています。
パワーバックの容量の大きさはA(アンペア)で表し、数字に比例した出力を持ちます。お求めの際は、一度に走らせたい機関車の種類でお選びください。ただし後のために、できるだけ容量の大きい製品をお買いお求めいただくことをおすすめします。また、車輌以外の建物内電燈などを点灯等させるための電源は、車両走行車用のDC電源端子とは別に、AC(交流)端子のついたパワーバックが必要となります。
| 名称 | 天賞堂 パワーパック TEP-1 |
|---|---|
| 価格 | 35,175円(税込) |
| 入力 | AC 100V 50・60HZ |
| 出力 | DC 0〜16V AC 10V・18V |
| 保護回路 | ブレーカー式(DC出力側) |
| 特徴 | エンドウ・カトー両社 ポイントスイッチ用コネクター付 |
レールを敷く方法は組立式と固定式があり、それぞれ適したレールが発売されています。鉄道模型を走らせる時にレールを組み立てて、終了後に分解する組立式についてご紹介します。
組立式を選ぶポイントは、ジョイント(=レール接合部)が丈夫で、しっかりした道床付(下に台が付いているレール)の製品がおすすめです。
レールはさまざまなメーカーから発売されていますが、ジョイント部分の互換性がない場合があります。したがって、一度メーカーを決めた後は、同一メーカーに統一したほうが経済的です。
カーブの最小半径はお持ちの機関車の通過可能なカーブで決まります。たとえば、当社のEF58形やC62形は半径610mmのカーブでも通常は通過出来ますが、レールの状態によっては脱線する場合もあります。なるべく急なSカーブのレールは避ける方が賢明です。
レールを敷くスペースを充分にお持ちの場合は、大型車輌に対応している大きい半径のレールをおすすめします。
※メーカーによってカーブ径が異なる場合もありますので、文中でのカーブ径数字は目安です。
HOゲージはDC2線式を採用しています。ポイントの電気の流れ方で選択式と非選択式が分かれます。
| ■ 選択式 | ポイントの開いた方向(レールがつながっている方向)のみ、 プラス・マイナスの電気が流れる方式。 |
| ■ 非選択式 | ポイントの開く方向に関係なく、全方向にプラス・マイナスが通電している方式。 |
非選択式は、繋ぐだけでショートしてしまう場合があります。このため、適当な場所をジョイントなどで絶縁させる必要があり、一般的に"ギャップ"を付けると呼ばれています。 複線を作る場合のレール間隔は、直線部分では50mm、半径915mm未満のカーブでは60mm必要です。レールの間隔はレールの中心から中心までの距離で測ります。
ポイントは約6番で、渡り線として使用する際は、分岐側先端の60mmほどを取り外すという思い切った構成をとっています。また、付属の補助レールで、側線も簡単に接続できます。
電気は選択式と非選択式が選べるようになっており、裏面のコードコネクターの差し替えで簡単に設定可能。もちろん非選択式の場合は、スプリングポイントとしてご使用いただけます。
電動式と手動式が共に販売されています。電動式でもマシン部分は道床内に収められていますので、外観は手動式とまったく同じです。 価格は、電動式が10,290円、手動式が6,825円です。
| 基本システム | ・直線の基本長さ:250mm(1本315円) ・ポイント調整用:186.5mm |
| カーブレール | 曲線の種類:半径750mm、805mm(2種類:1本あたり18°/20本で1円) ※支線用もございます(半径600mm) |
| 他 | ・ポイント調整用半径1,085mm |
複線間隔は60mm。少し飛んで半径730mmと790mmがあり、複線間隔も同じ60mmとなります。基本レールは、1本ずつのばら売りの販売。
| 基本システム | ・直線の基本長さ:246mm(4本1,050円) ・ポイント調整用:114mm、174mm |
| カーブレール | 曲線の種類:半径550mm,610mm(2種類:1本あたり225°/16本で1円) ※支線用もございます。(半径600mm) |
| 他 | ・ポイント4番 分岐側曲線550mm(1本4,200円)選択式のみ ・ポイント6番 分岐側曲線867mm(1本5,040円)選択式・非選択式 |
| 基本システム | ・直線の基本長さ:230mm(1本367円)、115mm、57.5mm、119mm |
| カーブレール | ・半径:358mmから61.5mm刻み…419.6mm、481.2mm、542.8mm、604.4mm、角度は30°(12本1円) ・半径:826.4mm、888mm、角度は15°(24本1円) |
| 他 | ・ポイント調整用4番 分岐側曲線550mm(1本4,200円)選択式のみ ・ポイント調整用6番 分岐側曲線867mm(1本5,040円)選択式・非選択式 |
両極の電流がフログで合わせるため、ショートを回避するのに、レールとフログは絶縁されています。
低速でフログを通過する時、動力車への電力の供給が、中断することがあります。そうならないよう、ポイントの切替に同調して、フログへ適切に通電することができます。通電は、切替部に内蔵されている、接点で行われます。
ポイントは通電コードを備えていますので、通電するには、フログについているコードをターミナルに差し込みます。
フログに通電する場合、ポイントは車両の進行方向に常に正しく切替ておくことが必要です。先端軌条が閉じている側から逆行してフログを通過すると、ショートを誘発します。なお、工場出荷時、フログは通電されていません。
ポイント・マシンは作動後電気が遮断する電磁コイルを2個備えていて、2極の瞬間的に接触するポイント・スイッチ:10520で操作します。
シングル・スリップポイントと3分岐ポイント用のポイント・スイッチは10526です。
このスイッチには、ポイントの切替設定を感知して、フログの不適切な通電を防止する回路が組み込まれています。
ポイントレールの切り替えは手動式ですが、別売のポイントマシン:42620を組み込むことにより、自動切り替えができます。ポイントマシンは、作動後電気が遮断する電磁コイルを2個備えており、2極が瞬間的に接触するポイントスイッチ:10520で操作します。 シングル・スリップポイントと3分岐ポイント用のポイントスイッチは10526です。 このスイッチにはポイントの切り替え設定を感知して、フログの不適切な通電を防止する回路が組み込まれています。
※42558、42559、42538、42539のポイントレールは、これらのシステムに対し非対応です。
道床は瞬間接着剤がご利用可能です。シアノアクリレート系や木工ボンドをできるだけご利用ください。道床の継ぎ目のすき間は、同色のバラスト(42652)で隠せます。この場合、必要に応じて道床を引き抜くことのできる接着方法が最適です。レールや道床のクリーニングには、非溶剤の接着剤をおすすめします。
<一部文章RMモデルズより転用>